パチンコやパチスロが好きな方であれば、顔認証システムの話を一度はどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。近年になって業界で話題になって、システムを導入する店舗が増加しています。顔認証システムという名前から、「なんだか監視されているみたいで怪しい…」と、不快な印象を覚えてしまいがちですよね。果たして、その実態はどうなっているのでしょうか?
パチンコ・パチスロ顔認証システムとは?
顔認証システムは、パチンコ・パチスロ店に来店した客の顔を認識してデータ管理し、のめり込み防止や防犯に役立てるための機能です。特に来店客数が多く、人が密集しやすいパチンコ店ならではの防犯対策と言えるでしょう。しっかりと顔を認識できるカメラを搭載することで、確実にひとりひとりを判別することに特化しています。
のめり込み防止としては、特定の顧客の顔を予め登録しておいて、その人が来店した際に店に通知させるような形で使います。前もって家族が店側に連絡先を伝えておけば、そのまま家族まで連絡が届くという仕組みです。ギャンブル依存症の家族を抱える方にとっては、非常にありがたい機能と言えますね。オンカジにもギャンブル依存症を防止するためログインを不可にするといった仕組みが取り入れられていますが、それと同じようにパチンコ店にも依存症対策として顔認証システムが導入されている訳です。
しかし、こうした側面はあくまでお客さん向けの建前の機能。パチンコ店の顔認証システムは実際の所、店舗の防犯やデータ収集目的で主に使われています。しっかりと顔を認証することで、盗難やゴト師の犯人を捉えたり、店側の客層調査を的確に進めることが可能です。
顔認証システムは不正な遠隔操作なの?
店側にとっては様々なメリットのある顔認証システムですが、お客さんからすればどうでしょうか?のめり込み防止に活かす目的がない方にとっては、ただ監視されている感じでなんだか気持ちが悪いですよね…。もしかしたら、大当たりを出している客の顔データを記録していて、次に座った時に負けるように遠隔操作をしているのではないか?と、疑問を抱く方もいるでしょう。都合の悪い負け方をしてイライラしていると、そうした疑念を抱くのも無理はありません。
しかし、顔認証と遠隔操作のシステムはそれぞれ全く別物です。それぞれを店舗に導入するとなればかなりの予算と、遠隔操作するための人員が必要になります。仮に遠隔操作だとした場合、「この人は昨日〇円勝ったから設定を低くする」といった行為を、何人ものお客さんを対象に行うことになりますよね。その人が次の日にどの台に座るかも分かりませんし、そもそも来店するかも分からない中、特定の人物を狙って店側が不正を行うことは考えにくいと言えます。
また、当然ですがそのような不正を行っていたとすれば法律に引っかかって、店側が取り締まられることは言うまでもありません!お店にとっては完全にハイリスクローリターンとなるため、顔認証システムが不正のために活かされている可能性は極めて少ないでしょう。
顔認証システムは防犯に活用されている
顔認識システムがパチンコおよびオンラインスロットストアを運営 ・管理している店長さんにとっては欠かせないほど重宝する存在です。店側を管理する立場に立って考えてみてください。パチンコ店はただでさえ人が密集していて、盗難や不正が起きた際に犯人が特定しづらいですよね?大きな音が鳴り響いているため、トラブルが起きても気付きにくい特徴もあります。ただでさえお金にシビアな人たちが集まっているため、盗難が起きた場合に対策できるシステムを備えることは非常に有益と言えます。
また、パチンコ店にはゴトを行うゴト師が不正行為を行っていることもあります。ゴト師は店側にとって利益を減らす厄介な存在でしかないので、こうした不正を行う犯人を特定しやすくなることは大きなメリットです。
顔認証システムは店側の管理に不可欠!
顔認証システムは、監視カメラで顔を記録するという特性だけを見ると嫌なイメージを抱いてしまうかもしれません。しかし、店側が一部の悪質なお客さんによる犯罪や不正を防止するために大きく役立つシステムなのです!不正行為が減少すれば正当な利益を出しながら運営できるため、むしろその分お客さんに還元できるようになると言えるのではないでしょうか。顔認証システムを不正に使う店舗は滅多に存在しないので、安心してパチンコ店を利用してくださいね。