日本で有名なゲームメーカー、セガサミーの関連会社セガサミークリエイションが、セガのゲームコンテンツ「バーチャファイター」と「ハウス・オブ・ザ・デッド」のカジノ向けスロットをリリース。
『Virtua Fighter BATTLE GENESISTM(バーチャ・ファイター・バトル・ジェネシス)』
バーチャファイターは1993年にリリースされた格闘ゲームで、3Dポリゴンを初めて使ったゲームだと言われており、PS4でもV(シリーズの5作目)が人気になっています。
日本ではパチスロ機、「バーチャファイター ZZ」が2014年に公開されていますが、今回はカジノスロットとして登場し、世界のカジノでバーチャファイターにお目にかかる事ができるようになります。
『HOUSE OF THE DEAD SCARLET DAWN BATTLE GENESISTM (ハウス・オブ・ザ・デッド・スカーレット・ドーン・バトル・ジェネシス)』
ハウス・オブ・ザ・デッドはゲームセンターでよく見掛ける、銃を構えてゾンビを撃っていくゲームで、こちらも日本だけでなく、世界中に出荷されている人気ゲームです。
両方のスロットには、Battle Challenge feature」という、スロットリールで戦う業界で初のボーナスフィーチャーが搭載されています。またベット倍率20万倍もしくはプログレッシブ・ジャックポットを獲得できるGenesis Jackpotも。
カジノのスロットって? パチスロとの違いは?
日本のパチンコ店やパチスロ専門店で見掛けるスロットは「パチスロ」ですが、カジノのスロットはそれとは少し違います。これらは見掛けは似ていますが、主に3つの違いがあります。
1つ目は、スロットマシンには自分でリールを停止するタイミングを選ぶストップボタンが無いという点です。よって、各リールは自動的に停止する仕組みで、パチンコのデジタルの回転と一緒だと思うといいでしょう。
そして2つ目は、スロットマシンはパチスロで言えばノーマル機に該当し、ART機やAT機のような凝った機種は存在しません。大当たりの絵柄が揃えば一気に大量のメダルを吐き出すという仕組みで、ここもパチンコによく似ています。
最後の3つ目は、内部的な仕組みになりますが、パチスロには設定機能というものがあり、最高で6段階のそれを設けることができます。数字が大きいほど出率が上がってよく当たるようになり、お店側が好きなように設定できます。6段階であれば、4以上で客側が勝てる設定となっている機種がほとんどですが、この設定機能がスロットマシンには存在しません。
日本のゲームメーカーもカジノスロットを作っています
セガサミークリエイションだけではありません。日本のゲームメーカーでカジノ向けスロットを作っている会社は他にもあります。
ユニバーサルと言えば、日本のパチスロメーカー(パチンコも多少作っています)として有名です。代表的な機種は「HANABI」や「バーサス」、「ミリオンゴッド」のシリーズ、「魔法少女まどか☆マギカ」のシリーズで、どれもとても人気があります。
そのユニバーサルがカジノのスロットも多数手掛けており、海外では人気です。それを知らない日本のパチスロファンが海外でカジノに行き、ユニバーサルのロゴが付いたスロットマシンを見掛けて驚いたという話をよく聞くものです。
海外のonrainkazinoにも最近は日本のパチスロ風のスロットが登場しています。将来はオンラインカジノでも日本のパチスロメーカーとのコラボが期待できるかもしれません。
日本カジノが解禁されたら、スロットはどうなる?
日本でもIR法案が成立し、クリアしなければならない問題は多いものの、カジノ実現へ向けて整備が進んでいます。日本に統合リゾートができ、カジノができれば、もちろんスロットマシンも設置されるでしょう。
そうなると、セガサミーだけでなく、他のゲームメーカーやパチスロメーカーも次々にカジノスロット産業に参戦するかもしれません。ゲームやアニメなど、日本にはタイアップにぴったりな世界で人気のコンテンツが多く存在します。
パチスロにはいわゆる“萌え”キャラが登場する機種がいくつか存在しますが、そのようなカジノ用のスロットマシンが登場してもおかしくないでしょう。あくまで想像に過ぎませんが、カジノで“萌えスロット”がズラリと並び、日本のカジノならではの光景となるかもしれません。外国人観光客にもウケるのではないでしょうか。
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